日々コレ本と旅 六畳一間のなっはもるLog

本の話と旅行の話。その他、ときどき思うこと。

2015年グッときた手帳『1日を大切にする気づきの手帳』(小池龍之介)

毎年手帳を買って「今年こそ活用するぞ!」とか思ってるんだけど、ぐうたらな私は1年使い切ったためしがない。
 
だいたい数か月で飽きる。去年なんか2週間で飽きてた。
 
丸善とかロフトとかであんなに時間をかけて厳選したのによお。なんなのよあの時間は。
 
で、手帳を活用できない理由は、グーグルカレンダーを併用していて、仕事もプライベートもそっちで事足りてるからっていうのが大きい気がする。
 
めっちゃ便利だものね。
いちいち書き写すのだるいもの。書きモレがあっても嫌だし。
 
あと、手帳に日記をしたためたり、読んだ本やら映画を記録したり、そういう頭とセンスが良い感じの女に憧れて長いんですけど、これまた全然継続できない。
 
これも、evernoteとかで済ませられるから。
検索の面でも書く手間にしても、圧倒的に楽なんだよね。ぐじょぐじょ書き散らしておいても、なんとなくキーワードで検索できちゃうし。
 
それと、evernoteに書いておけば、後からいくらでも更新・推敲が可能な点も大きい。
 
手帳に書くとなると、「きれいに書かねば!」「汚い字でごちゃごちゃ書きたくない、きれいに見やすく、かつ美しくまとめておきたい」という無駄な神経質さを発揮してしまい、結局すごく手間に思えて挫折してしまう。
 
ということで、もう紙の手帳を活用することはすっかり諦めてて、今年はもういいやと思っていたのだけど、昨年末にグッとくる手帳を見つけてしまった。
 
 

超シンプルな手帳構成

ベストセラー『考えない練習』で有名な僧侶・小池龍之介さんプロデュースの手帳。
 
構成は、最初に著者のご挨拶というか、手帳の説明ページが少し。
 
そんで、見開き月間カレンダーの後に、1日1ページ分の記入スペース。
 
日々のページには著者の言葉がちょこっと記してあって、ちょっと『ほぼ日手帳』に近い感じだろうか。
 
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でも、ほぼ日よりもかなりシンプル。
 
だって本当に「月間カレンダー」と「日々のページ」しかない。
電車路線図も、アドレス帳も、フリーなメモページすら全くない。
 
これには著者の意図があって、 
 
私にとって余計な贅肉と思える要素は省かせていただきました。仏滅や対案などの六曜、アドレス帳や地図のページ、映画や読書のリストなど……(本当は、月間スケジュールなどなどすら、なくしたかったのですが、それは諦めました)こういうページは、もしかしたら使うかもしれません。ただし、「もしかしたら」と思ってページを増やすのは、「もしかしたら使うかも」と、いらない物を捨てられずに押し入れにため込むのにも似ているように思えたのです。(手帳本文より引用)

 

ということらしい。

このシンプルな感じが、今の自分にはしっくりくるものがあったのだ。

 

感情の動きを記録する 

それと、もういっこ気に入ったところがあって、毎日のページに感情の波を記録するスペースがあって、心の揺らぎ具合を書き留めておける。
 
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自分がどういったことに対して「欲望」や「怒り」を感じたか、も書ける。
 
私は人に影響を受けやすくて、気持ちもコロコロ変わりがちな性質なので、こういう風に「自分が何にたいしてどう感じているのか」を記録できるのはけっこう嬉しいのだった。
 
記録すれば平常心を保てるとか、そんな単純な話ではないのはわかっているけど、自分の内面を見つめていろいろなことに対して気付くきっかけになるように思えた。
 
とにかく、本屋をフラフラしている時に、この手帳のコンセプトに心惹かれてしまった。
 
もともと小池さんの本は何冊か読んでいたので、この手帳のウリである「丁寧に自分を見つめる」というポイントがすっと入ってきやすかったのもあるかもしれないな。うむ。きっとそうだ。
 
ということで、手帳はいいやと言った舌の根も乾いてないうちになんなんですが、気付いたら購入してました。
今年も懲りずに紙の手帳を持つことになっちゃった。てへ。
 
今度こそ、手帳とデジタルを上手く併用させていくぞー。おー。